PCからラズパイをコマンドで操作したい
概要
ラズパイはキーボードでコマンドを入力して操作することができます。しかし、パソコンからコマンドを入力して、ラズパイをリモートで操作したいときがあります。そのためのリモート環境を構築します。
システム概要
SSHを使って、ラズパイをWindows PCで操作します。ラズパイはSSHサーバとして使います。Windows PCでは、SSHクライアントとしてTeraTermを使います。
環境構築手順
手順を以下に示します。
【ラズパイ】
【Windows PC】
ラズパイ
IPアドレスを固定する
ラズパイのIPアドレスを固定します。/etc/dhcpcd.confの編集で、IPアドレスを固定できます。
interface eth0 static ip_address=192.168.11.xxx/24 static routers=192.168.11.1 static domain_name_servers=192.168.11.1
SSHを有効にする
デスクトップ画面の上部メニュー→「設定」→「Raspberry Piの設定」を開き、「インターフェース」タブで SSH を「有効」に設定します。
リーブートする
rebootでラズパイを再起動します。再起動すると、固定IPアドレスとSSHの有効が確定されます。
$sudo reboot
Windows PC
TeraTermをインストールする
「Tera Term Home Page」のwebから最新版のTeraTermをインストールします。
TeraTermで接続する
手順を以下に示します。
- リモート接続先のラズパイのIPアドレスを入力
- セキュリティ警告を確認
- ラズパイのユーザー名とパスワードを入力
リモート接続先のラズパイのIPアドレスを入力
Tera Termにリモート接続先のラズパイの固定IPアドレスを設定します。
セキュリティ警告を確認
Tera Termのセキュリティに関する設定を確認します。
- 「セキュリティ警告」画面の「このホストをknown hostsリストに追加する」のチェックを確認します。 ※デフォルトはチェックマークが入っています。
- 「続行」ボタンをクリックします。
ラズパイのユーザー名とパスワードを入力
ラズパイのユーザ名とパスワードを入力して、TeraTermによるリモートアクセスをします。
接続成功
以下の画面が表示されたら、ラズパイにアクセスできました。これで、コマンドを利用して操作ができます。
未学習内容
ここでは、調査や理解がまだ足りないと感じている項目を整理します。
などなど