熊おふし五郎が行く

主にマイコンボードを動かした記録を書いています

地磁気センサーの出力値を読込む

概要

Micro:bitは、その本体の裏にある地磁気センサーで方位を計測することができます。

使用する関数

  • 地磁気センサーを初期化します。
compass.clear_calibration()
compass.calibrate()
  • 地磁気センサーの調整の成否を返します。
compass.is_calibrated()
  • 地磁気センサーの出力値を読込みます。 コンパスの方位を0〜360の範囲の整数を出力します。北を0として時計回りに度数で表します。
compass.heading()

サンプルソフト

地磁気センサーの出力値を、MuのREPLに表示します。

用意するもの

用意するものを以下に示します。

  • Mu/Micropython(開発環境/開発言語)
  • Micro:bit
  • USBケーブル

※購入するときは、乾電池ボックス、USBケーブルが付いているか確認することをおすすめします。

接続

用意したものは、以下のように接続します。

f:id:bear_9973:20200924202518p:plain:w400
接続図

ソースコード

ソースコードを以下に示します。

from microbit import *

# コンパスの初期化
compass.clear_calibration()
while not compass.is_calibrated():
    compass.calibrate()
    sleep(100)

# LEDディスプレイの初期化
display.clear()

# 方位をLEDディスプレイに表示
while True:
    direction_num = compass.heading()
    print(direction_num)
    sleep(1000)

動かしてみる

以下の手順で地磁気センサを調整して、方位を計測します。

  1. REPLを起動する
  2. Mirco:bitのリセットボタンを押す
  3. LEDディスプレイに指示の文字列が表示されたら、LEDディスプレイにしたがって円を描く
  4. LEDディスプレイにスマイルマークが表示されたら、REPL地磁気センサーの出力値が表示されることを確認する

f:id:bear_9973:20200925211553p:plain:w400
REPL

※購入するときは、乾電池ボックス、USBケーブルが付いているか確認することをおすすめします。