熊おふし五郎が行く

主にマイコンボードを動かした記録を書いています

Tera Teamマクロで10秒間にTera Teamの端末にログを表示する

概要

Tera Teamは、シリアル通信に対応しているターミナルエミュレーターです。このTera TeamでWinPCとMicro:bitとのUART通信ができます。
また、Tera Teamはマクロで送受信のタイミング、受信したデータなどに応じて、データを送信することができます。ここでは、マクロを使った簡単なサンプルを示します。

サンプルマクロ

ここで説明するマクロは、Tera Teamの端末に10秒間に1回ログを表示します。 以下の順にTera Teamのマクロを説明します。

  1. フロー
  2. コード

フロー

サンプルマクロのフローを以下に示します。

  1. スタートメッセージを表示
  2. 端末にログを表示
  3. 10秒間マクロを停止
  4. 2~3を10回繰り返す
  5. 完了メッセージを表示

コード

サンプルマクロのコードを以下に示します。

dispstr 'Test Start'#13#10 ; スタート
i = 10
while i>0
  dispstr 'Waiting for reception'#13#10 ; 端末にログを表示
  pause 10 ; 10秒停止
  i = i - 1 ; 10回繰り返す
endwhile
dispstr 'Test End'#13#10 ; 終了

マクロの実行方法

以下の手順でマクロを実行します。

  1. Tera Teamを起動
  2. 「新しい接続」ダイアログでシリアルを選択し、「OK」ボタンをクリック
    f:id:bear_9973:20210106204021p:plain:w350
    シリアルの選択
  3. 「設定」→「端末の設定」メニューボタンで「端末の設定」ダイアログをひらく
  4. 「改行コード」→「受信」を「AUTO」に設定し、「OK」ボタンをクリック
    f:id:bear_9973:20210106204032p:plain:w350
    改行コードの設定
  5. 「コントロール」→「マクロ」メニューボタンでマクロファイルを選択し、マクロを実施開始

マクロの実行結果

Tera Teamのマクロの実行結果を以下に示します。Tera Teamの端末に10秒間に1回ログを表示できました。

f:id:bear_9973:20210106204342p:plain:w350
Tera Teamマクロの実行結果

※購入するときは、乾電池ボックス、USBケーブルが付いているか確認することをおすすめします。