PCからラズパイをデスクトップ環境で操作したい
概要
ラズパイはキーボード、マウスなどで操作することができます。しかし、パソコンからラズパイをリモートでGUIで操作したいときがあります。そのためのリモート環境を構築します。
システム概要
VNCを使って、ラズパイをWindows PCで操作します。ラズパイはVNCサーバとして使います。Windows PCでは、VNCクライアントとしてリモートデスクトップを使います。
環境構築手順
手順を以下に示します。
【ラズパイ】
- IPアドレスを固定する
- xrdpをインストールする
- tightvncserverをインストールする
- リブートする
【Windows PC】
- リモートデスクトップで接続する
ラズパイ
IPアドレスを固定する
ラズパイのIPアドレスを固定します。/etc/dhcpcd.confの編集で、IPアドレスを固定できます。
interface eth0 static ip_address=192.168.11.xxx/24 static routers=192.168.11.1 static domain_name_servers=192.168.11.1
xrdpをインストールする
以下のコマンドで、xrdpのパッケージのインストールをします。
$sudo apt-get update $sudo apt-get install xrdp
tightvncserverをインストールする
以下のコマンドで、tightvncserverのパッケージのインストールをします。
$sudo apt-get install tightvncserver
リーブートする
rebootでラズパイを再起動します。再起動すると、固定IPアドレスとVNCサーバーの設定が確定されます。
$sudo reboot
Windows PC
リモートデスクトップで接続する
手順を以下に示します。
- リモートデスクトップの起動
- 接続
リモートデスクトップの起動
「スタートボタン」→「Windowsアクセサリ」→「リモートデスクトップ 接続」をクリックして、起動します。
接続
- 「コンピュータ:」に接続先のラズパイのIPを入力します。
- 「接続」ボタンをクリックして、xrdpのログイン画面が表示されます。
- 以下を入力し、「OK」ボタンをクリックします。 username : pi password : raspberry
未学習内容
ここでは、調査や理解がまだ足りないと感じている項目を整理します。
などなど