熊おふし五郎が行く

主にマイコンボードを動かした記録を書いています

Micro:bit、Micropython、赤外線近接センサ(TCRT5000)で黒い物体を検出する

ライントラッキングセンサ

ライントラッキングセンサは、黒い物体を検出するセンサです。赤外線は光の一種です。黒は光を吸収または透過するので、黒くなります。つまり、赤外線の反射を検知できない場合は、黒い物体があるということです。赤外線を使っているのは、太陽光の下で使用しても外乱の影響がないからです。

f:id:bear_9973:20201108135748p:plain:w300
フォトインタラプタの仕組み

  • 光を検出
  • 光を電気に変換(スイッチ)
  • 接触センサー
  • 能動的センサ

ライントラッキングセンサモジュール

ここでは、KEYESTUDIO製BBC Micro: bitのスターターキットにあるライントラッキングセンサモジュールを使用します。

[f:id:bear_9973:20201108140216j:plain:w200
フォトインタラプタモジュール

他メーカーのライントラッキングセンサモジュールを購入するときは、 周辺回路にご留意してください。

インターフェース

本モジュールからMicro: bitへデジタル信号を入力します。

MicropythonとMicro:bit

黒い物体を検出するサンプルソフトを以下に説明します。

フロー

サンプルプログラムは、ライントラッキングセンサの出力をそのままLEDディスプレイに表示します。

接続

接続表と接続図(写真)を示します。

Micro:bit モジュール
P0 S
3V +
GND -

f:id:bear_9973:20201108140346p:plain:w400
構成図

コード

from microbit import *

# Micro:bitを初期化
display.clear()  # LCEディスプレイを初期化
pin0.set_pull(pin0.NO_PULL)  # ピンの状態

while True:
    num = pin0.read_digital()
    display.show(num)
    sleep(500)

結果

黒い太い線を印刷した白い紙に、ライントラッキングセンサモジュールを近づけます。 黒い線を通る前後は、LEDディスプレイが0を表示します。線の上になると1を表示します。

f:id:bear_9973:20201108140816j:plain:w500
動作状況

他メーカーのライントラッキングセンサモジュールを購入するときは、 周辺回路にご留意してください。